KUISにおける教育目標達成のための三つの方針

 平成28 年3 月末、文部科学省は学校教育法施行規則を改正し、大学における教育の質の向上やそれによる学生の学修成果の向上を目的とした「三つのポリシー」を策定し、平成29 年4 月までの公表を全国の大学に求めました。本学では先駆けて三つのポリシーを策定しました。三つのポリシーとは、「卒業認定・学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」及び「入学者受け入れの方針」のことをいいます。これは大学の教育理念に基づき、育成すべき人材像を明確化した上で、それを実現するための適切な教育課程を編成し、体系的・組織的な教育活動を行うとともに、当該大学等の教育を受けるにふさわしい学生を受け入れるための入学者選抜を実施することにより、その使命をよりよく果たすための基本的な方針です。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

関西国際大学(以下では「本学」という)は、学院の建学の精神「以愛為園」を基本理念とし、本学の各学位プログラムの課程を修め、126 単位の単位修得と必修等の条件を充たしたうえで、グローバルな視野に立った教養と専門的知識・技術を修得し、安全な社会やコミュニティー作りに向けて総合的に活用できる人材を育成することを目的としています。

その実現のために、以下の力・資質を修得・涵養し、それらを総合的に活用できる人材を養成することを教育目標としています。

(1) 自律的で主体的な態度(自律性)
(2) 社会に能動的に貢献する姿勢(社会的貢献性)
(3) 多様な文化やその背景を理解し受け容れる能力(多様性理解)
(4) 問題発見・解決力
(5) コミュニケーションスキル
(6) 専門的知識・技能の活用力

これらを踏まえて、各学科がそれぞれの教育目的に応じて定める卒業認定・学位授与の方針に示す学修成果を修得し、本学の卒業要件を満たした人に学位を授与します。

教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

本学では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる知識・技能などを修得させるために、基盤教育科目、専門教育科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。また、大学全体として、さまざまな分野で求められている「安全で安心」な組織をマネジメントする力を養うための教育を行います。

1) 教育内容

・ 4年間を通した学修の基礎となる基盤教育においては、必修科目「人間学」を中心に「社会、文化、自然に対する現状と課題についての基本的視点・考え方の修得」を学ぶようにし、大学への適応及び学修スキルの修得、将来に向けての学びの計画づくりに取り組む初年次教育並びにキャリア教育を行います。
・ 語学教育においては英語教育において習熟度に基づくクラス編成をとり、定期的に外部テスト等を用いて進捗度を確認し、学生自身の学習進度にあったコミュニカティブな英語力の育成をはかります。
・ 専門教育においては、各学科に設置する専攻の専門分野の体系性に基づき、必修科目と専攻や履修コースに基づく学年・学期別の科目配置を行います。


2) 教育方法
・ 社会の課題を自己のものとして捉え、考え、発信するための国外や地域における学外体験学習プログラム(リサーチ、グローバルスタディ、サービスラーニング、インターンシップ)の履修することを求め、学位プログラムごとに詳細を定めます。
・ 教室内での授業においても、学生一人ひとりに考える力を養うために、参加型や課題解決型の教育方法を取り入れます。
・ アクティブラーニングを取り入れて情報収集・発信を行い、対話・交渉ができるコミュニケーションスキルの向上を図ります。


3) 評価
・ 本学では、学位授与の方針に掲げる能力・資質及びこれらの総合的な活用力の修得状況を、「大学レベル」「学部・学科(学位プログラム)レベル」「学生個人レベル」の3つのレベルで把握し、評価します。

入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

本学は、教育目標に定める人材を育成するために、本学での学修に対する目的や意欲、高等学校までの学習および経験を通じての基礎的な知識、身近な問題について自ら考え、その結果を表現できる力を身につけて入学してくるように、下記のことを求め、それを受けて、それぞれの学科が定める入学者選抜の方針の中で具体的に定めます。

(1) 高等学校の教育課程を幅広く修得している。

(2) 高等学校までの履修内容のうち、「国語総合(現代文)」と「英語」を通じて、聞く・話す・読む・書くというコミュニケーション能力の基礎的な内容を身につけている。
(3) 社会の様々な問題について、知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え、その結果を説明することができる。
(4) 学びたい学部・学科の知識や経験を社会で活かしたいという目的意識と意欲がある。
(5) 学校でのグループ学習、課外活動やボランティア活動等の経験があり、他の人たちと協力しながら、課題をやり遂げることができる。
(6) 入学前教育として求められる、必要な基礎的な知識を身につけるためのeラーニングプログラムに最後まで取り組むことができる。

本学ではこのような入学者を適正に選抜するために、多様な入試方法を実施し、本学が求める資質・能力を多面的・総合的に評価します。

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