2017年2月1日掲載

インターンシップ体験

憧れのサッカーチームで 集客の喜びと苦労を実感した10日間

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J1「ヴィッセル神戸」での初めてのインターンシップ


 「Jリーグクラブの運営と聞くと華やかなイメージがありますが、裏方は本当に地道な仕事の積み重ねであることを実感しました」 


 そう振り返るのは、人間科学部経営学科でマネジメントを学ぶ細見昴平さん。2016 年8月、細見さんは神戸を拠点とするプロサッカークラブ「ヴィッセル神戸」の運営会社・楽天フットボールクラブ株式会社で、10 日間にわたる初めての企業インターンシップに参加した。ヴィッセル神戸といえば20 年以上も地域で愛されてきたクラブであり、スポーツを通じてビジネスを学ぶには最適な現場のひとつだ。


 勤務地は、ヴィッセル神戸のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」に隣接するオフィス。といっても、実際にはオフィス外での現場研修がメインだ。そして、初日から営業グループの一員として実務をサポートすることになった学生に与えられた大きなミッションは「集客」である。夏休み期間中ということもあり、期間中、ノエビアスタジアム神戸ではホームゲームが2試合予定されていた(J1 リーグ公式戦、ルヴァンカップ準々決勝)。ここに1人でも多くの観客を呼び込まなければならない。そのための地味ながら大切な作業がポスティングやチラシ配りだ。手分けして近隣の住宅を回ったり、駅前に立ったり……。時には声をかけ、反応を見ながらヴィッセル神戸の魅力を伝える。
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また、試合当日の集客イベントの準備や実行にも取り組む。スタジアムと事務所を行ったり来たりしながら、物品を運んだり、テントを設営したり。想像以上に力仕事が多いことにも驚いたという。


 「スタジアム前に巨大なウオータースライダーとプールを設営して子どもたちに水遊びしてもらう、というイベントがありました。準備が大変でしたが、子どもたちが楽しんでいるのを見ると嬉しかったです」


集客プランを立案し社員の前でプレゼンテーション


 継続的な集客のためには「観戦を楽しんでもらう仕掛け」も重要だ。 このインターンシッププログラムでは、3~4人のグループごとに課 題が与えられ、集客策の企画立案にも取り組む。そして迎えた最終日。 細見さんらのチームは「ゴール裏の一体感をどう高めるか」というテー マで、大勢の社員を前にしてプレゼンテーションに挑んだ。


 「ゴール裏はスタジアムで一番応援が熱い場所です。試合全体を見 渡しやすい場所ではないですが、ここでしか味わえない熱気をたくさ んの人に楽しんでもらいたいと思ってプランを練りました」目の前でゴールネットが揺れる興奮を共有できるように、シュートを 決めた選手の名前をみんなで叫ぶ。選手を鼓舞するために、観客にTシャツを配って客席を赤く染める。応援歌の歌詞や応援方法を解説 したチラシを配布する……。海外サッカーの動画や資料を交えながら、さまざまなアイデアを提案したプレゼンは好評だったそう。

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 スタッフだけでなく、選手もファンとの関係づくりに力を尽くしていることも知ることができた。「トップ選手も気 さくだし、サインや握手を求める子どもにもめちゃくちゃにこやかに応対し ているんです。ファンとの距離が想像 以上に近いことに驚きました」


 インターンシップを機に就職活動への意識は格段に高まった。他大学から参加していた3年生にシビアな就職観を聞いたことが刺激となり、インターンシップ終了後は就職活動につながる業界情報を集めるようになったそう。もともとスポーツが好きで、少年時代は野球に打ち込み、現在はキンボール部で活躍する細見さん。改めてスポーツに関わる仕事の魅力を実感できたのも収穫だ。3年生は再びインターンシップに参加するチャンスがある。今回の経験を生かし、さらに大きな学びが得られるはずだ。

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